メニュー
就職・キャリア支援
CAREER

OB対談

商学部 商学科
1988年3月卒業

株式会社横浜スタジアム
取締役

馬場 正幸 さん

商学部 商学科
2016年3月卒業

株式会社横浜スタジアム
勤務

飯野 功佑 さん

時代が変わっても接客の本質は変わらない

飯野
馬場さんは大学の先輩であり、会社でも大先輩。とても心強い存在です。入社当初は私と同じ、業務管理部に所属されていたと聞きました。
馬場
私は入社して32年になりますが、初めての配属先は施設管理部、現在の業務管理部でした。お客様の誘導管理やオフシーズンは施設工事の管理を担当するなど、今と業務内容はほぼ変わりません。その後、総務部などを経て、現在は営業統括部に所属しています。
飯野
30年の間に変化したこともあると思いますが。
馬場
大きく変わったことといえば、チケットの購入方法ですね。昔は前売券や当日券を窓口にて手売り販売し、入場管理をしていましたが、今はスマートフォンを使ったチケットレスのシステムが主流になっています。便利な時代になりましたね。とはいえ、今も接客の基本は変わらないはず。飯野君は接客に際してどのようなことに気をつけていますか?
飯野
とにかく、お客様には安全にご来場いただき、安心して興行を楽しんでいただき、また安全にお帰りいただけるように心掛けています。また、プロ野球の試合に限らず、コンサートなどさまざまな興行が行われますし、よく来場されるお客様もいれば初めて来場されるお客様もいる。それを念頭に、あらゆる事態を想定し柔軟な対応ができるように意識しています。
馬場
横浜スタジアムではプロ野球の試合だけでなく社会人野球や高校野球の試合も行われますからね。他にもアメリカンフットボールやラグビー、サッカーの試合も開催される。それぞれ客層も異なりますから、お客様の視点に立つことが重要になりますね。
飯野
そのためにどのような努力や工夫をされたのでしょうか?
馬場
野球以外のスポーツを積極的に観戦しました。実際の試合会場に足を運んで観客の入り具合や盛り上がり方を把握するんです。テレビ観戦ではなく、現場の雰囲気を肌で体感することが大切です。

球場の枠を超えて地域活性化に貢献する

馬場
私も飯野君も同じ横浜商科大学の野球部出身ですが、部活動での経験が仕事で活かされていると感じることはありますか?
飯野
私はマネージャーを務めていた経験から、広い視点で客観的に状況を捉えることができるようになったと感じています。現在の業務でも、観客、選手、球場で働く人、それぞれの視点に立って球場の整備を行うことが必要ですが、一つの視点に偏るとどこかに歪みが出てしまう。それを防ぐために、全員の意見を汲み取り、球場の利便性を高めていけるように心掛けています。
馬場
横浜スタジアムでは、特にそういう意識が必要とされるかもしれませんね。今、会社の取り組みとして、「『コミュニティボールパーク』化構想」というプロジェクトを進めていますが、これは横浜スタジアムを中心に横浜公園を街の賑わいの核となるようなランドマークにして、スポーツを通じて地域を活性化するというものです。
野球ファンだけでなく地域の人に愛されるような場所にするためには、なおさら広い視点を持たなくてはなりません。
飯野
東京五輪の会場に選ばれたことも大きいですね。海外からのお客様も多く来られますし、グローバルを意識した対応が求められます。
馬場
国際大会の会場になったことは過去にありますが、東京五輪ほどの規模は初めてです。すべての方に満足いただけるように一緒に頑張りましょう。
飯野
私も貴重な経験ができることをとても楽しみにしています。お客様に観戦以外の付加価値を提供したいという想いを叶えるべく努力を続けていきたいと思います。
馬場
どんな仕事もそうですが、自分がその世界に入って何をしたいかを明確にし、それに向かって強い気持ちで取り組むことが大事ですね。スポーツエンターテイメント業界を志す人は、この機会に色々なスポーツを観て視野を広げて欲しいですね。

OTHER STORY