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2025年11月04日
横浜商科大学
東本ゼミの国際交流プログラムが国際学会で優秀賞を受賞!
本学の東本裕子教授(商学部 総合教養センター)が指導するゼミの国際交流プログラムに関する研究発表が、この度、国際学会において高く評価され、「優秀賞」に相当する賞を受賞しました。
デンマーク開催「E-Learning学会」にて「Best Poster 2nd Place」を獲得
国際学会は、2025年10月23日、24日にデンマークのTechnical University of Denmarkで開催された「European Conference on E-Learning(ヨーロッパ e-ラーニング学会)」で、 研究発表した「Education of Intercultural Communication through Virtual Travel Program」が「Best Poster 2nd Place」(最優秀賞に次ぐ優秀賞)を受賞しました。
受賞プログラムの概要:コロナ禍で生まれた「Flat Stanley Project」
このプログラムは、コロナ禍で海外渡航が困難になった時期に、ゼミ生に国際交流と異文化理解、英語使用の場を提供したいという東本教授の思いから、絵本『Flat Stanley』を基に独自に考案された同期型・非同期型併用ホームステイプログラムです。
1. プログラムの内容
学生は、手作りの紙媒体の人形(Stanley人形)と自己紹介や現地で希望する体験を記した手紙を郵送で送り合い、自分の代わりに人形がホームステイを体験します。これと並行し、Zoomによるオンライン交流(同期型交流)を併用し、受け入れ側の学生と共に現地の体験を互いに披露しながら交流を深めました。
この取り組みは、COIL(Collaborative Online International Learning / オンライン国際協働学習)の一環として、ピッツバーグ大学ブラッドフォード校(UPB)や韓国の建国大学、中国・河北工業大学など、多様な国の学生と実施されてきました。
2. 学生の成長
受賞対象となった活動を通じ、ゼミ生たちは異文化理解を深め、英語力を伸ばしながら友情を育むことができました。
●英語学習への意欲向上:
異文化交流を経験したゼミ生からは、英語でのコミュニケーション力向上の実感に加え、「英語の発表力を上げる!」と意気込んだり、TOEICにチャレンジしたいという目標を持つ
など、次なる学習意欲に繋がりました。
●主体的な学び:
交流相手の学生の高い学習意欲が刺激となり、自主的な英語特訓グループが生まれるなど、学生の主体性を引き出しました。
●国際交流の深化:
プログラムを通してオンラインで交流があったUPBの学生が来日した際には、旧友に再会したように親交を深め、この交流を基に交換留学や語学研修に参加するゼミ学生が増えるという具体的な成果にも繋がっています。
東本教授からのメッセージ
「この度、ゼミの活動について、各国の研究者の方が大きな関心を持って評価をして下さったことが大変有難く感じられました。今回の受賞は、学生たちが主体的かつ意欲的に活動を継続してきた成果です。今後も、このプログラムを通して、学生の国際理解とコミュニケーション能力の育成に尽力してまいります。」
本学は、学生の国際的な視野を広げ、社会で活躍できるグローバル人材を育成するため、今後もこうした先進的な国際交流学習を積極的に推進してまいります。
【関連情報】
▷2021年12月02日掲載「UPB×YCC COIL協働授業」
▷2023年05月08日掲載 国際交流基金の「交流学習マッチングシステム」を通じて発展したオンライン国際交流
- 問い合わせ先
- 横浜商科大学 総合教養センター
東本 裕子 教授(教員紹介へリンク)
- 発信部署
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