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2024年11月29日
横浜商科大学
秋山准教授によるグリーンスローモビリティの試乗会と観光活用のワークショップをレポート!
本学の秋山准教授が企画実施に携わったグリーンスローモビリティの試乗会と観光活用のワークショップを取材してきましたのでご紹介します。
試乗会レポート! グリーンスローモビリティとはどんな乗り物?
グリーンスローモビリティ(略称:グリスロ)とは、国土交通省が推進する、時速20km未満で公道を走ることができる4人乗り以上の小型電気自動車を活用した移動サービスで、 その車両を含めた総称とのこと。動力が電気なのでCO2の排出量が少ないので環境にやさしく、速度制限があるのでゆっくり走行し、窓がない車体なので開放感があることから 観光分野で活用することが考えられています。
今回の試乗会は、本学の秋山准教授が実行委員として参加する「開港5都市景観まちづくり会議2024横浜大会」で、京浜急行電鉄様(以下京急電鉄)が所有するグリスロによるミニツアーが実施されることから、 観光やまちづくりを学ぶ大学(横浜商科大学、駒沢女子大学、横浜市立大学)の学生に呼びかけて行われました。 京急電鉄では、グリスロを活用して沿線における移動課題の解決をテーマに実証研究の取り組みが行われています。
試乗したコースは、横浜市役所を基点にスタートして〈赤レンガ倉庫〉→〈コスモワールド〉→〈ランドマークタワー〉→〈桜木町駅〉→〈横浜市役所〉までの一周約15分の体験となりました。 日曜日の午後の時間ということもあり、沿道にはたくさんの観光客がいて、グリスロに気づいた人たちから「乗りたい!」「かわいい!」という声が聴こえてきました。
グロスロの観光活用を考えるワークショップ
ワークショップは、市役所の会議室を使って行われました。はじめに秋山准教授から、京急電鉄が横浜市でおこなっているグリスロの取り組みが紹介され、次に4つの質問を投げかけられました。ワークショップには、グロスロの取り組みに関わられている京急電鉄の小笠原さん、秋本さん、横浜市都市整備局企画部都市デザイン室の鈴木さん、さらに、駒沢女子大学の本間准先生(本学兼任講師)にも参加していただき、活発な意見やアイデアの交換が行われました。
〈4つの質問と主なアイデア〉
「グリスロに乗ってみた感想」
ゆっくりと景色を楽しむことができる/車体がかわいい/乗り心地がよい/まちの人気者になれる など
「グリスローどこで乗ったら楽しい?」
中華街/工場地区/運河沿い/三渓園から石川町/三浦半島 など
「どんなシチュエーションで乗ったら楽しい?」
観光ツアー/夜のドライブ/食べ歩きツアー/イベントの熱量を維持して次のイベントへつなぐ など
「もう少しこうして欲しいところは?」
椅子の手すりがあるとよい/ガイドをつける/音楽を流す/荷物を置くスペースがあるとよい など
ワークショップの振り返りでは、京急電鉄新しい価値共創室の小笠原さんから 「グリスロ+αの乗り物で、まち歩きが楽しく、人が回遊するウォーカブルなまちづくりを目指していきたい」また同室でモビリティプロデューサーの秋本さんから「こういった学生の声を具体的に活かしていきたい。旧横浜市庁舎でのグロスロの活用の際には改めて参加してもらいたい」とコメントをいただきました。
京浜急行電鉄株式会社 新しい価値共創室 エリアマネジメント 推進担当 課長補佐 小笠原 一央さん |
京浜急行電鉄株式会社 新しい価値共創室 エリアマネジメント 推進担当 主査 モビリティプロデューサー 秋本 雅さん |
- 問い合わせ先
- 横浜商科大学 商学部 観光マネジメント学科
秋山 友志 准教授(教員紹介へリンク)
- 発信部署
- 横浜商科大学 IR・情報メディア部 大学広報係
TEL:045-583-9058 / FAX:045-571-3913