メニュー
ニュース&トピックス
NEWS & TOPICS

2023年03月24日
横浜商科大学

[資格取得]齋藤亜海さんが航空特殊無線技士の試験に合格

本学観光マネジメント学科2年次生の齋藤亜海さんが、国家資格である航空特殊無線技士の試験に合格をしました。

齋藤さんは2022年度秋学期に開講した「観光実務演習(エアラインの経営)」の授業を履修、担当の稲葉知義先生から授業終了後の15分を使って航空特殊無線技士の勉強を教わり、コツコツ目標に向けて頑張った結果、見事合格をつかむことができました。

 

航空特殊無線技士とは?

「観光実務演習(エアラインの経営)」の講義を担当している稲葉先生に、航空特殊無線技士について教えてもらいました。

航空特殊無線技士は、航空無線資格の一つで、航空関係の無線局の無線設備の操作を行うためのものです。電波はルールに基づき厳格な運用をしなければ、混信や妨害電波となり社会に混乱が生じる恐れがあります。そのため、国が電波を運用する者に対して無線資格の試験を課し、合格者に対して無線従事者免許証を交付します。

航空特殊無線技士の試験科目は、「無線工学」「法規」「電気通信術」となります。「無線工学」は、無線機や電波発生の仕組みについて学びます。「法規」は、電波法を中心に遭難通信・緊急通信の違いに関する定義や、罰則についてを学びます。「電気通信術」は発音が似通ったアルファベットを区別するために制定されたコードを学びます。“ A:アルファー、B:ブラボー、C:チャーリー ” などを戦争映画やスパイ映画で聞いたことはあるかと思いますが、その試験です。

航空特殊無線技士の資格を取得することで、特定の通信を行うことができます。航空や空港関連に就職を希望する学生には有利な資格であり、例えば空港のグランドハンドリングスタッフを目指す上では本資格が必要となります。また、職種によっては航空無線通信士の資格が必要となる場合もあります。

 

航空特殊無線技士合格までの道のり

齋藤さんに、航空特殊無線技士合格についてインタビューしました。

 

Q.  航空特殊無線技士の資格に興味をもったきっかけを教えてください。

航空特殊無線技士の資格に興味をもったきっかけは、「観光実務演習(エアラインの経営)」の授業を履修したことです。将来は航空関係の仕事に就きたいと考えていて、少しでも知識を身につけたいと思っていたところ、稲葉先生が授業終了後の15分を使って勉強を教えてくださりました。

Q.  航空特殊無線技士の勉強ってどんな感じですか?

国語や社会のような勉強とは違い、今まで学んだことのない専門的な学びが多くありました。その中でも面白いと思ったことは「電気通信術」。普通だったらアルファベットの “ A ” “ B ”  “ C ” をそれぞれ “ エー”  “ ビー ”  “ シー ” と呼ぶのに対して、航空無線では “ アルファー ”  “ ベータ ”  “ チャーリ ” と呼ぶところが新鮮でした。また、難しいと思ったことは「無線工学」。無線で使用する機械の使い方や用途、名前を覚えることが大変でした。そんなときの勉強方法は、稲葉先生から「重要だよ!」と教わったところや、自分が大事だと思ったところをひたすらノートに書き写して覚えました。過去問を解けるアプリも、復習をする際に使いました。

Q.  航空特殊無線技士に合格した感想を教えてください。

勉強の成果が発揮できて、本当にうれしかったです。観光実務演習(エアラインの経営)の講義が始まった9月から約6ヶ月間という短期間で試験に挑むのは少し不安でしたが、隙間時間を活用した勉強方法で合格をつかめたと思います。

 

将来の夢はグランドハンドリングスタッフになること —齋藤さんのFuture Vision—

将来はグランドハンドリングスタッフの仕事に就きたいと考えています。航空特殊無線技士の資格取得の勉強を通して、将来の夢があったからこそ頑張れましたし、さまざまな知識を身につける良い機会になったと感じています。これからは、大型免許やけん引免許の資格取得に挑戦したいと考えていて、グランドハンドリングスタッフになるという目標に向けて頑張りたいと思います。

 

「高い意識と強い意欲」を持つことが夢を実現する第一歩―竹田教授から齋藤さんへの講評—

竹田育広教授に、齋藤さんの資格合格や、横浜商科大学で学べる航空ビジネスに関してインタビューしました。

 

齋藤さんは私のゼミナールに所属しており、優秀な学生の一人です。今回、合格に結び付いたスキルとして、「関心・意欲・態度」が大きな割合を占めているのではないかと思います。齋藤さんとの面談で共有している到達点からみれば、まだ第一歩に過ぎないので、ここで満足することなく、次の段階に気持ちを持続しているのではないかと思います。

また、今回齋藤さんが履修していた「観光実務演習(エアラインの経営)」は、観光の基礎とホスピタリティマーケティングを学んだ学生が、航空輸送、空港でのサービスを実践的に学ぶ科目です。航空ビジネスに関する科目は、当科目に加えて、「航空サービスと空港のマネジメント」「観光交通ビジネス基礎」があります。

航空業界で活躍できるフィールドは幅広いです。乗客に対しては空港でのサービスから機内でのサービス、機体に関するサービス、そして旅客が目的地へ到着した後の旅の回遊なども含まれます。齋藤さんの資格合格が示すように「高い意識と強い意欲」を持っていれば、本学の講座や講義科目を通じて航空業界に近づけるのではないかと思うので、積極的に頑張って欲しいです。

 

航空業界を目指す学生を応援! —2023年度秋学期 稲葉先生による航空特殊無線技士の資格取得講座を行います—

2023年度秋学期 稲葉先生による航空特殊無線技士の資格取得講座を開講します。「航空業界を目指す学生を応援したい!」という稲葉先生の想いから、ボランティアで教えてくださる講座となります。「観光実務演習(エアラインの経営)」を履修していない学生さんも積極的にチャレンジしてみてください。

【開講時期】2023年度秋学期
【開講曜日】水曜日 昼休み(12:20~12:35)
【担  当】稲葉知義先生

問い合わせ先
横浜商科大学 商学科
竹田 育広 教授(教員紹介へリンク
発信部署
横浜商科大学 アドミッション・広報部
TEL:045-583-9043 / FAX:045-583-9053
Mail:yccpublic_r@shodai.ac.jp
お知らせ一覧に戻る