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2026年06月30日
横浜商科大学
ネイチャー・ポジティブへの第一歩 ─ 未来へつなぐオレンジの輪!
横浜商科大学で「ハマカンゾウ」200株を植栽
横浜商科大学が創立60周年記念事業としてスタートさせた、キャンパスの緑化をテーマとする「キャンパス・ガーデン」構想。その第1弾として企画されたのが、つるみキャンパス中庭にハマカンゾウを植える「花壇プロジェクト」。この動きに共鳴したのが、環境保全活動「トヨタソーシャルフェス」を神奈川県で展開する神奈川新聞社とトヨタでした。「次世代を担う若者たちに、実際の活動を通じて環境意識を持ってもらいたい」という双方の熱い想いが重なり合い、2026年6月24日(水)、「トヨタソーシャルフェス」のプレイベントとして、見事な花壇づくりのプロジェクトが実施されました。
笑顔と泥にままれて!学生たちが委員会の垣根を越えて大集結
当日は、事前募集を上回る約60名の学生・教職員が大集結し、つるみキャンパスの中庭は賑やかな笑顔と熱気に包まれました。今回のプロジェクトの大きな特徴は、大学の未来を担う各学生委員会が創立60周年記念事業への協働に深く賛同し、組織の垣根を越えて集まった点にあります。当日は学生委員会、文化部委員会、体育部委員会、大学祭運営委員会、留学生委員会といった主要な委員会メンバーが一堂に会しました。さらに、当日は委員会に所属していない学生たちも「活動に興味がある」と自発的に参加。多様な仲間たちが組織や立場の垣根を越えて一つの目的に向かって団結する、まさに記念事業にふさわしい一体感あふれるイベントとなりました。
まずは「学び」からスタート
原科学長による挨拶に続き、協力団体であるNPO法人 鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)の代表理事・岸由二先生(慶應義塾大学名誉教授)が登壇。一見、単なる「キレイな花植え」に見えるこの活動が、実は都市河川の流域が抱える深刻な環境問題を解決する重要なミッションであるという解説に、学生たちは真剣に耳を傾けました。
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心を込めて、力を合わせて200株を植栽
解説の後は、いよいよ実践です。事前にTRネットの皆さんによって掘り起こされ、綺麗につくられた畝(うね)の前に学生たちが集まり、TRネットの皆さんの丁寧な指導のもとで作業が始まりました。学生たちは手でそっと苗を持ち、泥の感触を確かめながら、優しく土をかぶせて植えていきました。1人あたり約4株、合計200株のハマカンゾウをすべて手作業で丁寧に植え付け、見事な花壇を完成させました。
《参加した学生たちの声》
「普段なかなかできない『土に触れる』体験ができて、心がとても和んだ」
「自分たちの手で植えた花壇。これから花が咲くのが本当に楽しみ!」
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活動を支えた「NPO法人 鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)」とは?
今回のプロジェクトを専門的な知見から全面的にバックアップしたのが、NPO法人 鶴見川流域ネットワーキング(通称:npoTRネット)です。同団体は、代表理事の岸由二先生(慶應義塾大学名誉教授)を中心に、鶴見川の源流から河口にいたる流域全体の自然環境保全や防災、地域連携に取り組む先駆的なNPO法人です。単に自然を保護するだけでなく、市民・学生・企業・行政が一体となって手を動かす「参加型都市多自然防災生態系管理(通称:さとたぼせ)」を提唱・実践しており、地域に根ざした持続可能な環境づくりをリードし続けています。
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なぜ「ハマカンゾウ」なのか?背景にある深い理由
今回のプロジェクトで植えたハマカンゾウは、見栄えの良さだけではない、科学的・環境的な狙いがあります。
鶴見川の河川敷や周辺地域では、現在2つの大きな課題があります。
・外来雑草の蔓延と花粉症問題:繁殖力の強い「ネズミホソムギ(イネ科)」などの外来植物が大量発生し、河川敷等で活動する市民、遊ぶ子どもたち地域住民の花粉症アレルギーの原因になっています。また「アレチウリ」などが在来種を駆逐し、景観も損ねていました。
・生物多様性の低下:都市化やコンクリート護岸化により、チョウや昆虫たちのエサとなる植物(食草)が激減しています。
ハマカンゾウは、万葉集の時代から「忘れ草」として親しまれてきた日本古来の在来植物です。この植物には、都市環境を再生する優れた能力があります。
・強力なグランドカバー効果:非常に生命力が強く、1年で倍以上のペースで株が増えます。地面を効率よく覆い尽くすことで、花粉症原因となる外来雑草が生えるスペースを物理的にブロックします。
・都市環境汽水域への高い適応力:元々は海岸沿いに自生する植物であるため、潮の満ち引きで海水が混ざる鶴見川中下流域特有の河川周辺環境にもビクともしない強さを持っています。同時に、横浜商科大学キャンパスのような丘陵地の環境でも見事に育つ万能の適応力を示します。
・生き物の賑わう水辺づくり:チョウの幼虫の食草(ハナウドなど)を増やす活動とも連動し、豊かな生態系を取り戻す核となります。
この取り組みは、国土交通省と協働の「鶴見川流域花咲くアクションプラン」の一環であり、TRネットが推進する「さとたぼせ」のモデルケースでもある、非常に理にかなった環境保全活動なのです。
花咲くキャンパスから、地域の未来へ
ハマカンゾウの開花期は7〜8月の夏。直径8cmほどの美しいオレンジ色の花が、オープンキャンパスに訪れる高校生や保護者の皆さんを温かくお迎えする予定です。
横浜商科大学では、このイベントをキックオフとして、今後はソーラーシェアリング(太陽光発電)の導入や、野菜・果樹を育てる畑づくりなども計画しています。これは、単に景観を整えるだけでなく、失われつつある豊かな生態系を能動的に回復させる「ネイチャー・ポジティブ(自然再興)」に向けた確実な一歩になればと考えています。
「自然を守り、活かしながら、どう地域経済を循環させていくか」 ─ 学生たちが自ら植えたハマカンゾウの成長とともに、若者たちの環境への意識と地域を愛する心も、ここ鶴見川のほとりで大きく花開こうとしています。
- 問い合わせ先
- 横浜商科大学 IR・情報メディア部 大学広報係
TEL:045-583-9058 / FAX:045-571-3913
Mail:pr_office@shodai.ac.jp
- 発信部署
- 横浜商科大学 IR・情報メディア部 大学広報係









