ブックタイトルビジネスフロンティア2016
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ビジネスフロンティア
30語、日本語の6言語に対応し、各国別の趣向やトレンドに合わせたコンテンツを掲載していること。大都市圏はもちろん、地方にも目を向け、情報の充実を図っています。さらに、各国の外国人エディタを採用した編集体制を組み、国によって微妙に異なる好みや感覚に寄り添った情報発信を実現しています。今、日本各地で興味深い現象が起こっています。外国人が再発見した「日本の魅力」に日本人が関心を寄せ、多くの人が足を運んでいるのです。東京の高尾山もその一例でしょう。私たちはこれを「リ・バウンド現象」と呼び、コンテンツの切り口として重要視しています。アプリと紙媒体の両立を「DiGJAPAN!」のアプリから紙媒体への展開を、現在検討中であることを口にすると、必ず同じような質問を頂戴します。なぜ今さら時代に逆行するようなことを行うのかと。当然のことながら、単なる思い付きによるものではありません。まず、外国人観光客の情報とんどない。高級旅館の静かな離れでの「お籠り」よりも、宴会場で「ワイワイ楽しむ」ことをお好みになるなど。些細なことですが、顧客満足を追求する上で、「相手を深く知る」ことは非常に重要なことなのです。6言語対応アプリで日本を紹介もう一つの取り組みが、訪日外国人観光客向けに日本の情報を発信するアプリケーション「DiGJAPAN!」の運営です。紙媒体ではなく、アプリからスタートさせたこと、SNSの有効性を積極的に取り入れていることは、弊社にとって初の試みであり、貴重な経験値になっていくことは間違いありません。特徴は、英語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語、タイ源について、観光庁が調査しているのですが、まだまだガイドブックが根強く活用されている結果が出ています。現に、街を歩けばガイドブックを片手に観光している外国人を数多く見かけます。私はパラパラとめくるだけで情報を得られる簡便性に理由があると考えています。もちろんインターネットを活用しないのではなく、TPOによって上手に使い分けしているのです。私たちがご提供したいのは、本当に欲しい情報を得られる、この上なく使いやすい媒体。インターネットと紙、どちらかではなく、どちらも充実・連携させていくことが、当面の重要なミッションだと考えています。★情報メディアの革新は観光ビジネスをどう変えるのか?Masaki Satoru入社後4年間、日本全国の地図の制作に携わった後、出版編集部のエディターに。『まっぷるマガジン』の創刊を手掛けたことを皮切りに、数々の旅行ガイドブックを制作。2015年4月より、グローバル事業本部へ。スマートフォンを選択した人スマートフォンを選択しなかった人スマートフォンを選択した人スマートフォンを選択しなかった人●東アジア●欧米豪個人のブログその他インターネットガイドブック旅行会社ホームページ日本政府観光局ホームページ旅行会社パンフレット宿泊施設ホームページ(n=3431)(n=607)ガイドブック その他インターネット 自国の親族・知人 日本在住の親族・知人 個人のブログ 宿泊施設ホームページ YouTubeスマートフォンを選択した人が旅行前情報源として役に立ったものスマートフォンを選択した人が旅行前情報源として役に立ったもの■出発前に得た旅行情報で役に立ったもの0 10 20 30 40 50 600 10 20 30 40 50 600 20 40 60 80 1000 20 40 60 80 10042.2%42.3% 57.7%55%55%55% 43% 29%29% 23% 20%39% 25%24% 20%19% 16%57.8%※2※3※336%32%34%41% 47%11%49%53%14%16%48%14%1%1%1%1%ネットも紙も使わず紙媒体・ネットとも活用大変満足満足やや満足~普通不満紙媒体派インターネット派■活用媒体別にみる訪日旅行満足度【全調査回、全国籍の観光客】0 20 40 60 80 100※ 1 本ページの集計は、平成25 年1-3 月期および平成25 年4-6 月期調査で回収した「観光・レジャー」目的かつ滞在日数「90 日以内」の標本平均値である。※2「 ガイドブック」には「ロンリープラネット「」ミシュラン」「その他旅行ガイドブック」が含まれる。※ 3 出発前に得た旅行情報で役に立ったものの選択肢は計17 個あり、各地域の上位7 個を記載している。国土交通省観光庁しらべ※ 1注)全調査回:平成22 年4-6 月期、7-9 月期、10-12 月期、平成23 年1-3 月期、4-6 月期、7-9月期、10-12 月期調査国土交通省観光庁しらべ