ブックタイトルビジネスフロンティア2016
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ビジネスフロンティア
27リノベーションで街の資産と文化を継承歴史ある温泉街・熱海が今再び注目を集めています。地元のNPO法人「atamista」が、地元の商店街にあった元パチンコ店をリノベーションし、2015年秋「guesthouse MARUYA」を開業。ゲストと住民、街の暮らしを繋ぐ役割を果たす場として、近隣のカフェや商店、施設とも連携を図り、多彩なツアーや体験イベントを実施しています。新たなハコモノを建てるのではなく、地域にある資産と文化をリノベーションによって継承することで、滞在型で楽しむ旅のスタイルを提案しています。地域を巻き込みイベントで集客かつては西湘の別荘地として栄えた大磯も、現在は高齢化・商店街のシャッター通り化・地場産業の漁業・農業の衰退といった問題を抱えています。そんな大磯で2010年9月から開催されているのが、「大磯市」(おおいそいち)です。 毎月第3日曜日に漁港を開放し、地元の店舗・ギャラリー・イベント・ワークショップと連携を図ることで大磯全体を市(いち)として展開する継続型のイベントです。毎回5000名以上の来場客があり、会場周辺への回遊性も含めて街全体の活性化に大いに貢献しています。大磯市実行委員会の中心メンバーとなっているのは、地元のNPO法人「西湘をあそぶ会」の人々。他にシェア農園などの活動も行っています。旧パチンコ店の店名をそのまま受け継いで「MARUYA」としたゲストハウス。木の温もり感あふれるインテリアが若者たちにも好評。@熱海@大磯今、20?40代の人々によるイノベーティブな挑戦によって、わが国の観光ビジネスの新しい扉が開かれようとしています。彼らの多種多様な活動の中から見えてきた、観光ビジネスで地域を活性化させる7つのキーワードについて、自らもまちづくりNPO 法人や旅行会社での経験を持つ横浜商科大学講師・秋山友志氏に解説していただきました。観光で地域をパワーアップする7つのキーワード横浜商科大学商学部 観光マネジメント学科特任講師 地域連携コーディネーター秋山友志氏