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概要

ビジネスフロンティア

20めに、結果として「歓迎されていない」という印象を外国人客に与えてしまっているのです。インバウンド業界では今、積極的に海外に出て、異文化の中に身を置き、優れたコミュニケーション能力を身に着けた人材が、大いに求められています。世界70億人をマーケットに私は今、地方の活性化につながる「ニューツーリズム」にも注目しています。「自分たちの地域には農業しかないから、自然しかないから……」と諦めるのではなく、それらが立派な体験型・交流型の観光資源になることを認子、飲料などを扱うメーカー企業でした。インバウンドを対象にした商品開発、販路拡大を目的に、弊社へも多くの問い合わせや、セミナー開催などのご要望がありました。共通していたのは、「外国人観光客が何を求めているか」を具体的に知り、どのような施策を打って行くべきかを真剣に考える姿勢でした。一方で、人材の確保も非常に重要なミッションといえるでしょう。今、接客や販売の現場で一番の課題として上がっていることが何かをご存知でしょうか。それは「外国人客に対する苦手意識」です。言葉が分からずコミュニケーションが取れないた識し、しっかりと活かすことで、多様化する観光客のニーズに応えることができます。特に外国人観光客は文化体験を求める傾向にあり、日本各地で成功事例も出てきました。「サイクリングツアーを通して地元の里山文化に触れていただこう」という企画を考え成功していらっしゃる方もいます。聞けば、世界中を旅し、様々な体験ツアーに参加したからこそのアイデアだったとか。参加する約7割が外国人観光客だといいます。これはつまり何を意味しているか。世界70億人をマーケットとしてとらえるべき時代が、やってきているということなのです。★ 「インバウンド時代」到来。そのチャンスをどう活かす?Murayama Keisuke兵庫県神戸市出身。米国ウィスコンシン大学マディソン校卒。コンサルティング企業などでさまざまなプロジェクトに従事。2007年にインバウンド観光に特化したBtoBサイト「やまとごころ.JP」を立ち上げ、ホテル・小売・飲食・自治体向けに情報を発信。教育・研修、コンサルティングサービスなどを提供している。ジャンル目的※観光庁「訪日外国人の消費動向」(2013 年)62.3%30.7%2.9%4.0%観光ビジネス教育その他■主な来日目的観光・レジャー親族・知人訪問ハネムーンインセンティブツアー展示会・見本市国際会議社内会議(自社施設以外)研修商談等その他ビジネス学校関連の旅行留学イベントその他54.6%7.3%0.4%0.5%1.9%2.7%7.4%4.6%13.6%1.2%1.7%0.6%3.4%●団体旅行か個人旅行か●何度目の訪日か韓国台湾中国アメリカ香港タイ■旅行形態と来訪回数38.3% 31.6% 30.1%26.7% 35.4% 37.9%68.0% 18.9% 13.1%64.5% 21.1% 14.4%20.6% 28.1% 51.3%40.2% 33.6% 26.2%団体個人1 回目2~3 回目4 回以上31.2%53.8%60.3%12.0%32.6%32.9% 67.1%67.4%88.0%39.7%46.2%68.8%※観光庁「訪日外国人の消費動向」(2013 年、観光・レジャー目的)インバウウンドビジネスプラットフォーム「やまとごころ」のウェブサイト http://www.yamatogokoro.jp2016年3月2日発売の村山氏の著書「インバウンドビジネス入門講座 第2版 訪日外国人観光攻略ガイド 」村山 慶輔 (著)