地域産業研究所

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横浜商科大学の地域産業研究所です。

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2015年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。

今年、鶴見区が区制90周年を迎えるにあたり、これまで商科大学で担当してきた22社と、鶴見区らしい企業、事業所等41箇所の取材記事を新たに加えてまとめ、『TSURUCHARM~私が見た鶴見★しごと~』として冊子を発行することとなりました。

本ブログでは、冊子のなかで紹介できなかった内容について広くご紹介致します!
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今回は、鶴見区鶴見中央にあるCIA鶴見に伺いました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽地域産業研究所研究員、学生スタッフ加納(観光マネジメント学科2年)です。

【CIAL鶴見の概要】
 今年11月で開店から5周年を迎えるCIAL鶴見は、2012(平成24)年にJR鶴見駅に直結する地上6階、地下1階のショッピングセンターです。JR東日本グループの(株)横浜ステーシヨンビルによって管理・運営されている施設の内、一番大きい施設だそうです。生鮮食品からファッション、生活雑貨、レストランなど含め72店舗が出店、駅ビルには珍しい禅カフェ「坐(ざ)月(げつ)一葉(かずは)」や「枯山水」がある屋上庭園もあり、心身ともに癒される場所として地域の住民に親しまれています。

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(CIAL鶴見の外観)    

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(フロア各所に取り入れた和文化)  

【地域住民の暮らしに寄り添う】
近隣の横浜駅や川崎駅のファッションビルや大型ショッピングモールと異なり、CIAL鶴見は地域生活に密着し日々の暮らしに欠かせない生鮮食品などの食料品に特に力を入れています。1階は、江戸時代鶴見区生麦に海産物を将軍や領主に献上する御菜(おさい)浦(うら)と呼ばれる場所があったことから、その御菜浦と同様に、数多くの品揃えのある賑やかな食品市場を目指し、御菜(おさい) 市場(いちば)と名付けられています。

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(毎日行列で並ぶ1階の御菜市場の様子)

1階ビル前の特設コーナーに並ぶ格安の野菜と果物は主婦に大人気で、あっという間に完売するそうです。

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(ビル前に並ぶ大人気の低価格御菜、「九州屋」さん)

また、JR鶴見駅の改札口から直結する2階には、スーパーマーケットをはじめ、惣菜やスイーツなどのお店が出店し、仕事帰りのお客様が利用しやすい工夫が凝らされています。

3階は女性のファッションをメインとした店舗が多く、4階は生活雑貨や眼鏡屋さん、リラクゼーション、洋服をはじめバッグや靴までお直しするお店など年代問わず利用できる店舗が揃っています。

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(4階フロアに年代問わず利用できる店舗が揃っています。
上:10分から利用できるリラクゼーションスポット、リラクゼ鶴見店
下:あったら便利なお店・お直しコンシェルジュビック・ママ)

【駅ビルから発信する禅文化】
CIAL鶴見が、他の施設との差別化を図るために考案したのは、近隣にある曹洞宗の大本山である總持寺の協力を得て、「禅文化」を駅ビルから発信していくというユニークな案でした。その案をもとに總持寺で修行経験のある徳雄山建功寺の住職兼庭園デザイナーの枡野俊明氏に「禅文化」を取り入れた施設のプロデュースを依頼し実現しました。

5階の禅カフェ「坐(ざ)月(げつ)一葉(かずは)」は本格的な茶室を再現するため、京都から畳と彰子を仕入れ、迎賓館などを修繕した宮大工により施工されたそうです。巨大な天然石の炉で点てたお茶や、定期に開催する禅文化の催しものは大変人気があるそうです。

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(禅カフェ「坐(ざ)月(げつ)一葉(かずは)」前に置かれた巨大な石の炉)

5階には、禅カフェ「坐(ざ)月(げつ)一葉(かずは)」以外に、書店や健康食品、美容室、クリニックなどの店舗が出店しています。また、6階は、和中洋のレストラン7軒と保育園があります。
屋上の庭園「清風苑」や枯山水「坐月堂」は、お子様からお年寄りまで幅広くくつろぐ場として利用されています。また、夏にはバーベキューの会場として大変賑わっているそうです。

CIALブログ_7.JPG(屋上の庭園風景)

【地域とのつながり】
CIAL鶴見は、「心通いあうくつろぎの我が家」を目指しています。このため、地元住民に楽しんでもらうための様々なイベントを開催し、その企画から運営まで全て自社の社員が行っているそうです。
今年の5月20日に開催した第6回目となる「フラフェスタ」は19チームが参加、約300人が来場して大変賑わったそうです。そのほかに「月見会」や「お花見会」、「禅文化フォーラム」も地元の方に大変人気だそうです。

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(取材の受けてくださった田中副店長)

【CIAL鶴見を取材してみて】
CIAL鶴見の施設を見学させていただき、和の雰囲気が漂い安らぎを感じました。改めて日本文化の素晴らしさを実感させられた瞬間でした。また、禅文化を取り入れるためにすべて本物を取り入れたことにも驚きました。

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吉岡店長と学生記者(シァル鶴見屋上枯山水にて)

★CIAL鶴見
http://www.cial.co.jp/tsurumi/


2015年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。

今年、鶴見区が区制90周年を迎えるにあたり、これまで商科大学で担当してきた22社と、鶴見区らしい企業、事業所等41箇所の取材記事を新たに加えてまとめ、『TSURUCHARM~私が見た鶴見★しごと~』として冊子を発行することとなりました。

本ブログでは、冊子のなかで紹介できなかった内容について広くご紹介致します!
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今回は、京急鶴見駅近くのベルロード鶴見駅前商店街にある「ベーカリー&スイーツ エスプラン」に伺いました。取材を担当するのは、小林地域産業研究所所長、高羽地域産業研究所研究員、学生スタッフ池田(経営情報学科1年)です。この記事は池田が執筆を担当しました。

【ベーカリー&スイーツ エスプラン、どんなところ?】
今から300年ほど前の江戸時代、旧東海道鶴見村入口に「覇王樹茶屋(さぼてんちゃや)」という茶屋がありました。これは塩田一善社長の先祖が営んでいた茶屋。九州から持ち込まれた、当時の関東では大変珍しかったサボテンが店の目印だったそうです。茶屋は1911(明治41)年の鶴見大火で焼けてしまったそうですが、塩田社長の父親の代からベーカリーをはじめ、その後現在の「ベーカリー&スイーツ ESPLAN(エスプラン)」になりました。

江戸時代から数えると、現在の塩田社長で11代目。安心・安全を第一に、自然酵母や国産小麦だけでなく外国産小麦にもこだわりの素材を使った「毎日でも食べたくなるパン」を販売する、鶴見を代表するベーカリーの1つです。

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(お店の入口)

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(たくさんの商品が並ぶ店内)

【「住んでいる街に、あったらいいなこんな店!」が理想】
塩田社長の理想は、「あったらいいなこんな店」。美味しいパンづくりや魅力的な新しい商品の開発はもちろん、お店の外まで美しく保つことにもこだわっています。エスプランは京急鶴見駅の近くの「ベルロード鶴見駅前商店街」にありますが、駅から商店街を毎朝6時半から従業員と共に掃除しています。それはお客様に気持ちよく来店していただくためだけでなく、街への感謝と恩返しの気持ちも込めているそうです。
また、入ったばかりの若手従業員は、掃除を始めたときと後では街の空気が変わることに気づき、「道が広くなったようです。清々しい!」と話してくれるそうです。掃除を通して「目配り気配り心配り」を学ぶ大切な機会となっています。

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(お話を伺った塩田社長)

【看板商品「珈琲あんぱん」と新商品】
エスプランの看板商品は「珈琲あんぱん」です。カフェオレが大好きな塩田社長の「カフェオレを食べてみたい!」という熱意から生まれました。試行錯誤を繰り返し、製菓用の生クリームを使用することでクリーミーなアンパンに仕上げることに成功。その後、「パングランプリ東京」で都知事賞(最優秀賞)を受賞するなどして知名度が上がり、買い求めに遠方から来店する方も増えています。

その後も絶えず新商品の開発に取り組んでいるそうで、最も新しい商品は、イギリスパン本来の製法にとことん拘った「カントリーホップスブレッド」。ビールの原料である「ホップスの花蕾」から作った酵母を毎日継いで自然種を作り小麦粉をブレンドし、じゃが芋・天塩・砂糖のみで納得がいくまで試作を繰り返し、毎日食べても飽きない味に仕上がったそうです。

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(大人気商品の珈琲あんぱんと、その後開発されたずんだアンパン)

【跡を継ぐことを決意した息子さんについて】
現在お店を手伝っていらっしゃる息子の塩田悠樹マネージャーのことを伺いました。奥様も塩田社長も将来のことは自由にさせたいと考え、店を継ぐようにと言ったことはなかったそうですが、高校2年の夏、悠樹さんに「将来は店を継ぎたい」と打ち明けられたそうです。それから本人と今後についてじっくり話し合い、まずは大学を出ることを優先することになりました。それまでは年2回のホームステイで語学力を磨き、大学卒業後、本人が希望したドイツのベーカリーそしてヨーロッパ各国で修行をしたのだそうです。修行を終えて戻ってきた息子さんは、大変頼もしい跡継ぎだそうです。

エスプランブログ_5.jpg(塩田悠樹マネージャー)

【若手の育成について】
エスプランでは、将来独立したいと考える若手を採用し、育てているそうです。ベーカリーを経営するには、パンの作り方だけでなく、仕入れから労務管理まで様々なことを覚えなくてはなりません。独立するまでは何年もかかるそうです。塩田社長はそういったことを一つ一つ丁寧に教えるだけでなく、最も大切な心構え「目配り気配り心配り」を大事にするよう教えているそうです。独立した後も、時間があればエスプランを訪れ、塩田社長に教えを乞う方もいらっしゃるそうです。

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(取材の様子)

【お店が活気づいている秘訣】
エスプランが活気づいている秘訣について伺ったところ、「オーナーが集中していること」だとおっしゃっていました。オーナーが商品開発や店の経営に集中していれば、自然と従業員も仕事に集中するそうです。

また、塩田社長には、旧東海道沿いに、先祖が出していた「覇王樹茶屋(さぼてんちゃや)」のような茶屋を復活させ、珈琲あんぱんを食べてほっとできるような憩いの場にしたいという夢があるそうです。また、塩田マネージャーの「からくり名刺」(仕掛けがしてある名刺)は、塩田社長が思いついたアイデアで作ったそうです。オーナーが将来の夢や、日々思いつくアイデアにわくわくしている様子も、お店が活気づいている秘訣なのではないかと感じました。

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(塩田代表と、息子の塩田マネージャー、学生記者)

【取材を終えて】
お話を伺った塩田社長は、パンや洋菓子の豊富な知識をお持ちで、とても楽しそうにお店のことをお話下さったのが印象的でした。知識と情熱が、お店が活気づき、経営が長く続く秘訣だということが今回の取材を通してわかりました。取材担当:商科大・池田

★エスプラン
http://www.esplan.biz/


2015年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。

今年、鶴見区が区制90周年を迎えるにあたり、これまで商科大学で担当してきた22社と、鶴見区らしい企業、事業所等41箇所の取材記事を新たに加えてまとめ、『TSURUCHARM~私が見た鶴見★しごと~』として冊子を発行することとなりました。

本ブログでは、冊子のなかで紹介できなかった内容について広くご紹介致します!
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今回は、鶴見駅からほど近い、鶴見区の中心に位置する曹洞宗大本山總持寺に伺いました。取材を担当するのは、小林地域産業研究所長、高羽地域産業研究所研究員、学生スタッフ菅野(商学科3年)です。この記事は菅野が執筆を担当しました。

【曹洞宗大本山總持寺、どんなところ?】
總持寺は、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師によって1321(元享1)年に現在の石川県輪島市で開かれましたが、明治31(1898)年、不慮の火災により多くの伽藍(がらん)が焼失してしまいます。複数の移転先が検討される中、神奈川県橘樹郡生見尾村(たちばなぐんうみおむら)鶴見(現在の鶴見区)でも、曹洞宗・成願寺(じょうがんじ)や、成願寺の本寺である馬場村の建功寺(けんこうじ)を中心に鶴見への移転嘆願書を提出し、実業界からの後押しも受けて熱心に嘆願を行いました。

その後貫首となった石川素童(そどう)禅師は、将来の展望と布教の使命から、1911(明治44)年、大英断をもって本山を現在の鶴見の地に移しました。移転以来100年余り、福井県の永平寺と並ぶ禅の根本道場として、大勢の僧が修行に励んでいます。

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(取材を受けてくださった、山口正章副監院)

【鶴見との関わり】
總持寺は鶴見駅にほど近い鶴見区の中心地にあり、15万坪という広大な敷地には、3,000人を収容できる大本堂(大祖堂)や、歌人・与謝野晶子がその素晴らしさに驚嘆したという石畳の佛殿、数万坪の墓地などがあります。また、教育と福祉にも取り組んでおり、運営する幼稚園や中学高校、大学等も隣接しています。出入り自由のオープンな敷地は、子供から地元のお年寄りまでたくさんの方が散歩を楽しむ憩いの場となっています。

近年は地元との関わりをさらに重視する方針を打ち出し、「まちの発展を託して迎えた大本山總持寺と、鶴見区とのより豊かな文化交流をすすめること」を目的とした「つるみ夢ひろばin總持寺」を開催するなどしています。

【雲水(修行僧)について】
總持寺では、毎年百数十人ほどの雲水が厳しい修行に打ち込んでいます。多くが全国各地から集まってきたお寺の跡継ぎの方。最近は、外国から修行に来られる方もいらっしゃるそうです。取材に伺った日はちょうど坐禅を集中的に行う日だったようで、見学中もたくさんの雲水の方とすれ違いました。
そんな雲水の一日は、朝4時起床→読経→朝6時朝食→作務(さむ)(各自が担当する掃除や炊事等の作業)、読経→11:30昼食→作務、読経→16:45夕食→入浴→坐禅→21時就寝、というスケジュールだそうです。時間は決められていますが、雲水は腕時計を持ちません。各所にある太鼓や鐘の音で時間を知るそうです。
 
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(修行の様子)

【總持寺の見どころ】
取材を受けてくださった山口副監院に、「總持寺の見どころ」をお聞きしたところ、「大雄宝殿(佛殿)」や、畳千畳もの広さを誇る「大祖堂」をあげてくださいました。また、そういった見どころだけでなく、修行している雲水の姿を見て、身近に感じてほしいそうです。「街中で見かけたらぜひ話しかけてください」とおっしゃっていました。また、7月に開催される「み霊祭(みたままつり)」では、雲水の方たちの激しい踊りが見ものです。盆踊りや僧侶への印象が一変するはずです。ぜひ一度参加してみてください。

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(取材の様子)

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(山口副監院と商科大学生記者)

【見学~佛殿】
インタビューの後、雲水の方に總持寺の境内を案内していただきました。その中でも印象的だった場所をご紹介します。

佛殿は、大雄宝殿(だいゆうほうでん)とも呼ばれる場所で、石畳の黒く光る床が特徴です。この場所には歌人・与謝野晶子の逸話が残されているそうです。
鶴見で和歌の会を行っていた与謝野晶子は、非公開だった總持寺の佛殿の内部が見たくてたまらず、和歌の会があるたびに何度も頼み込んだそうです。總持寺の方たちはその熱心さについに折れ、ある時、晶子を招いて佛殿の扉を開いたそうです。晶子は、一目内部を見て、黒々とした鏡のような床の荘厳な美しさに打たれ、あまりにも美しく磨かれた床に足を踏み入れることができず、和歌を一句残して去っていったそうです。その歌は、總持寺に石碑として残されています。
「胸なりてわれ踏みがたし氷よりすめる大雄宝殿の床」

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(与謝野晶子の歌碑(晶子の孫、与謝野馨の筆))

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(大雄宝殿(佛殿)の外観)

佛殿は現在も内部への立ち入りはできませんが、窓から中を参拝することができるようになっています。

【見学~百間廊下(ひゃっけんろうか)】
東西の伽藍群をつなぎ合わせている廊下で、長さ164メートルもあります。毎日雲水の方たちによって雑巾がけが行われているため、木の廊下はすっかりなめらかになっており、美しく光っていました。

廊下の横には「たたき」がありますが、鶴見事故のご遺体を一時安置した場所だと伺いました。鶴見事故は、1963(昭和38)年に起きた鶴見~新子安駅間の列車脱線多重衝突事故で、死者161名を出す大惨事となった事故です。總持寺では、毎日の廊下の拭き掃除の後、土間に水で長い二本の線を描くそうです。最後にじょうろをくねらせて水の筋を曲げて終えるのだそうですが、これは一説によると、二本の長い線香と、線香から出る煙を表し、犠牲者の慰霊を願う意味があるそうです。このお話を伺って、總持寺が鶴見の歴史とともに歩んできたこと、そしてこの地に寄り添い、日々祈りを捧げてくださっていることを実感しました。

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(磨きこまれた百間廊下)

【見学~単位の由来!?】
大僧堂は、總持寺に百数十人いる雲水の方たちのための伽藍です。雲水の方が食事をし、眠り、坐禅を組む、修行に専念する場であるため、一般の人は中に入ることができません。入口で雲水の修行について伺いました。

雲水の方は、寺に入って最初の1週間はひたすら壁に向かって坐禅を組むのだそうです。席を外すのが許されるのはトイレのときだけ、という厳しさで、その1週間が終わると、大僧堂に自分の場所である、「単(たん)」と呼ばれる一畳分のスペースをいただけるのだそうです。雲水の方は、そこに自分の荷物を置き、坐禅を組み、毎晩その場で眠り、食事をいただきます。単をいただくことを、「単(たん)の位をいただく」と言うそうで、私たち大学生が取得するのに四苦八苦する「単位」はこれが由来だそうです。驚きました。

【見学コース参加のすすめ】
總持寺は境内を自由に参拝することができますが、時間があれば、雲水の方に案内していただける一周約1時間のコースに参加することをおすすめします!雲水の方の説明を聞きながら巡ると、總持寺の歴史や、雲水の方の修行の様子がとてもよくわかります。予約もできるそうなので、ぜひ参加してみてください。

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(袈裟について雲水の方が説明してくださっている様子)

【取材を終えて】
以前、總持寺のみ霊祭(みたままつり)に参加したことがあったので今回の取材は楽しみでした。取材を通して、雲水の方の修行の様子を知り、身近に感じられるようになりました。街中で雲水の方をみかけた際はぜひ話しかけたいと思います。また、これからは總持寺の魅力を周囲に伝えていきたいと思います!
取材担当:商科大・菅野

★曹洞宗大本山總持寺
http://www.sojiji.jp/

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