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TSURUCHARM取材記事(6)「株式会社おきなわ物産センター」

2017年09月30日 06:34

2015年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。

今年、鶴見区が区制90周年を迎えるにあたり、これまで商科大学で担当してきた22社と、鶴見区らしい企業、事業所等41箇所の取材記事を新たに加えてまとめ、『TSURUCHARM~私が見た鶴見★しごと~』として冊子を発行することとなりました。

本ブログでは、冊子のなかで紹介できなかった内容について広くご紹介致します!
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今回は、鶴見区仲通り商店街にあるおきなわ物産センターに伺いました。取材を担当するのは、高羽地域産業研究所研究員、学生スタッフ大宮(商学科2年)です。

【株式会社おきなわ物産センターは、どんなところ?】
おきなわ物産センターは、先代の下里英俊氏が1986(昭和61)年に「沖縄の台所に直結するもの」をキーワードに沖縄の特産品、生鮮・加工食品や民芸品などの小売り・卸販売業として仲通り商店街で開業しました。鶴見には昭和初期より、京浜工業地帯の働き手として多くの沖縄県出身者が移住してきました。現在でも3万人ともいわれています。沖縄の食材、雑貨を販売する店舗がなくニーズが高かったことがこの地で開業する判断になりました。社名の「おきなわ」をひらがなにしたのは、漢字の堅苦しさのイメージを柔らかくし、親しみやすさを感じせたいという先代の考えがあったからそうです。

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(おきなわ物産センターの店舗前)

現在は、ご子息の下里優太氏が先代から受け継いだ事業以外に、沖縄文化の魅力を発信する場として沖縄関連イベントの情報提供や運営企画も行っています。テレビ、新聞、雑誌などでも多数取り上げられ、遠方からも沖縄ファンや沖縄出身芸能人もたくさん訪れ、親しまれています。
 
おきなわ物産ブログ_2.JPG(取材の様子)

【豊富な品ぞろえで島人(しまんちゅ)の総合スーパーを目指す】
おきなわ物産センターで取り扱っている品物は1,000種類以上あり、沖縄県産の豚肉やゴーヤ、島豆腐などの生鮮品は航空便で直接仕入れています。他に調味料やポーク缶詰、冷凍食品、健康食材など日常生活に欠かせない物はもちろん、お酒の種類が豊富で、ハブ酒のような珍しい沖縄特産品も揃っています。
 
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(学生記者に沖縄の商品を説明している下里社長)

自社工場の自慢の商品その1 サーターアンダギー
沖縄の代表的なお菓子と言えばサーターアンダギー。店舗では作りたてのものが購入できるので、大人気です。一口で食べられる丁度良いサイズで、砂糖の加減と揚げたての温かさがとても美味しかったです。また1個80円(黒糖90円)とお得な値段で販売しているので、ぜひ食べてほしい一品です。
 
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(沖縄の代表的なお菓子サーターアンダギー)

自社工場の自慢の商品その2 沖縄そば
沖縄の郷土料理の定番と言えば沖縄そば(ソーキそば)。ここで作っている沖縄そばは、そば粉を使わず、小麦粉を使っているので、そばアレルギーの方でも食べられるのが特長です。スープはうどんやそばに近く、麺は中華麺のしっかりした触感で、麺類の料理の良いとこ取りをしたような料理です。
店舗では麺だけではなく、だしや肉などの素材も一緒に購入できます。また、隣接している「おきなわ亭」でも食べられます。私が食べた感想としては、麺の触感がしっかりしていて、スープの味も出汁が肉の濃い味にマッチしてとても美味しかったので、こちらもぜひ食べてみてほしいです。
 
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(沖縄の郷土料理 沖縄そば)

食材以外では、「三(さん)線(しん)」や「パーランク―」という太鼓のような楽器、工工四(くんくんし)(沖縄三線の楽譜)、民芸品やCD・DVD、健康補助品など沖縄ファンに喜ばれるような物を厳選し販売しています。

【最近社長が嬉しかったこと】
先日、「エイサー」という沖縄伝統の演舞で使う「パーランク―」という太鼓の注文を100個程受けたことがあったそうです。驚いて事情を聞くと、近隣小学校の運動会で「エイサー」が行われることになったためだったそうで、下里社長は、地域にとって沖縄の文化が身近な存在になっていると感じ、とても嬉しかったとおっしゃっていました。

【沖縄と鶴見の懸け橋への取り組み】
去年11月に入船公園で「第1回鶴見ウチナー祭」が開催され大いに賑わいました。2日間で総勢5万人が来場し、沖縄の食と文化を満喫しました。主催実行委員長を務めた下里社長は、「祭で鶴見を盛り上げ、故郷沖縄に還元したい」という強い想いで実現させました。
鶴見には南米の方も大勢在住していることから、ウチナー祭にも出店してもらいました。言葉の面で意思疎通に苦労する場面もありましたが、皆で協力しながら一緒にお祭りを盛り上げることができたそうです。今後は年に二回開催する目標を掲げており、将来的には、「ウチナー祭を区の代表的な祭りにしたい」という大きな夢もあるそうです。

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(ウチナー祭の様子)

また、毎年沖縄で開催される「沖縄国際映画祭」を支援する「つるみ応援団」を沖縄県外で初めて結成し、その協力団員として今年5月征矢区長とともに沖縄国際映画祭のレッドカーペットを歩いたそうです。沖縄県庁も訪ね、鶴見と沖縄のさらなる友好関係を築けるよう積極的に活動を行っています。

【若き経営者のチャレンジ精神】
社長に就任して2年目となる下里氏は、経営者でありながら、沖縄文化を広める発信者でもあり、チャレンジ精神が旺盛です。物産センターには「おきなわ亭」を併設、自社工場で作った出来立ての食を毎日提供して、特に沖縄そばが大人気だそうです。百貨店や地元スーパーなどから催事出店の要請も多くお客様から好評を得ています。

また、毎年8月に仲通商店街で開催されるエイサー祭「道じゅねー」の後援するほか、神奈川県内や他県での沖縄イベントにも積極的に参加し沖縄の魅力を広めています。
 
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(取材を受けてくださった下里社長)

【取材を終えて】
今回の取材を通して、普段味わえない沖縄の雰囲気やにぎやかさ、おいしさを短い間で体感でき、沖縄旅行の気分を味わえました。鶴見のイベントや沖縄文化をもっと知り、地域に貢献するよう活動したいと思いました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
 
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(下里社長と学生記者大宮)

★株式会社おきなわ物産センター
http://okinawa-bussan.net/

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