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鶴見区工業会1月号取材②株式会社東亜電機製作所

2017年01月27日 11:01

2015年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。今回は昨年度の116号、117号、118号、119号に続く5度目の取材となります。

2社目として、株式会社東亜電機製作所に伺いました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽研究員、学生スタッフ小池(商学科2年)です。

 CIMG1946.JPG(取材の様子)

【株式会社東亜電機製作所の沿革について】

1947(昭和22)年創業の株式会社東亜電機製作所は、柱上変圧器及びモートル(モーター)の修理事業から始め、㈱東芝と特約店契約を結び、モートル等の販売・サービス業務や貸ビル業等を経て、現在は主に電気・空調・配管の設備工事事業、ポンプ等のメンテナンス事業、独自の技術で開発したNIC真空ポンプやインバーター、送風機等の製造販売業を手掛けています。創業当時は横浜市西区に本社を置いていましたが、業務拡張に伴う工場の新設や移転を経て、2003(平成15)年に、様々な業種の製造業の集まる「生麦ファクトリーパーク」にて本社・工場を建設し、現在に至ります。

【業務内容について】

特約店契約を結んでいることもあり、電気・空調・配管設備工事事業では、その約60%が㈱東芝との取引であるそうです。最近も、数億円規模の大きな空調工事のプロジェクトを実施しており、株式会社東亜電気製作所の売り上げの約50%をこの工事事業が占めているそうです。仕事量の割合が最も多いのは、モートルやポンプ等のメンテナンス事業だそうです。
また、送風機や攪拌機、各種ポンプの製造にも力を入れているそうです。主力製品であるNIC真空ポンプは、真空蒸留やろ過作業に使用されるもので、製薬会社や食品メーカーとの取引があり、チョコレートの冷却時等に使われているということでした。
 
CIMG1949.JPG(取材の様子)

【社長が大切にされていること】

15年前に二代目社長に就任したという小島洋代表取締役は、先代から引き継いだ、①仕事の正確性、②作業の迅速さ、③常に整理整頓を心がけること、④挨拶を大事にすること、という4つのポリシーの元、事業を行っているとおっしゃっていました。
 
東亜電機社長.png(小島洋代表取締役社長)

また、競合他社への対策として、例えばメンテナンス事業に関しては、障害発生後に顧客からの連絡を受けて対応するというのではなく、定期点検を実施して、障害を未然に防ぐという姿勢を大事にしているということでした。

【社員教育の特徴】

株式会社東亜電機製作所では、主に若手社員に向けて、電気工事士を始め、国家資格である溶接士や、ユニック車というクレーンを装備したトラックの運転士免許といった資格支援に力を入れているそうです。今後、工事部門の事業を強化していくためにも、若手の人材育成は欠かせないとおっしゃっていました。
 
CIMG1991.JPG(ユニック車)

【工場内の様子】

社長へのインタビューの後、工場内も見学させていただきました。重い荷物を吊り上げるための天井クレーンが吊り下がっていたり、洗滌室が完備されてあったりと、見たことのない設備や道具がたくさんあり、大変興味深かったです。実際に、べアリングの内輪を加熱する工程も間近で拝見させていただきましたが、数ミリ単位の非常に繊細な作業であるそうで、従業員の方々の経験値の高さを実感しました。
 
 CIMG1953.JPGCIMG1982.JPG(ベアリング作業中の様子)


【取材を通して感じたこと】

今回、社長に色々なお話を伺うなかで、株式会社東亜電機制作所の事業に対する責任の重さを感じました。なぜなら、設備や製品は、専門知識や豊富な経験なしでは取り扱うことの難しいものばかりであり、なおかつ、危険を伴う作業もたくさんあるということがわかったためです。仕事をしていくうえで、何事に対しても気を抜いてはいけないということを改めて考えました。20名という少数精鋭での経営であるため、従業員一人一人に対する業務の幅の広さを感じ、体力勝負であるとも思いました。
また、働きながら資格を取得できる環境も、とても素晴らしいと感じました。

事業の繁忙期が、企業の夏休み期間や年末年始等、世間がお休みである時期だそうで、取材に伺った12月も、工場内はとてもお忙しそうな様子でしたが、小島社長をはじめ、従業員の皆さんに丁寧に応えていただき、とても貴重な経験となりました。

 CIMG1993.JPG
(本社前で、学生記者と小島社長)
 


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