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鶴見区工業会取材⑥「株式会社飯島製作所」

2016年11月03日 13:19

20153月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。今回は昨年度の116号、117118に続く4度目の取材となります。


6社目として、株式会社飯島製作所に伺いました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽研究員、学生スタッフ金子商学科4年)です。


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(取材の様子)

 

 【株式会社飯島製作所の沿革について】


 1947(昭和16)年5月に鶴見区小野町にて創業した株式会社飯島製作所は、動力のない、人力によるプレス機でモノづくりを始めました。現在は金型製作からプレス板金加工、各種表面処理加工、組立作業と幅広い業務を行っています。そして、受注型企業として、試作製品一つの加工から、最大10万個の量産まで可能であることを強みとしています。プレス加工と、板金加工のどちらも出来るという企業は珍しいそうで、顧客の求めている品質を維持し、提供できるという技術力の高さを感じました。


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(お話をお伺いした取締役福田経営統括事業部長、下嶋業務部長)


 

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(お話を伺った取締役福田製造部長)

 

 1973年には、現在も取引の7割を占めていると言う日立製作所のメイン工場に近い、岐阜県美濃加茂市に工場を新設しました。当時、日立製作所の協力工場として、テレビの部品供給に携わっていたそうです。その後、時代と共にテレビ部品の海外生産が増えたことにより、記憶装置の受注が増えていったそうです。ハードディスクからフラッシュメモリーへの転換や、製品のコンパクト化が進んだことなどを受けて、受注も多様化しているとのことでした。


 1968年には、神奈川県知事より労務管理の近代化を推進し、模範優良工場として表彰されています。また、1976年には、中小企業庁より7期連続合理化モデル工場に指定されました。


 

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(完成した金属部品)

 

【鶴見区との関わり合いについて】


 株式会社飯島製作所は社会的貢献の資格認証をしており、下野谷町における災害発生時の消防応援協力をしています。近隣の住民との関わりをさらに強くする意味合いも兼ねているそうです。また、工場から出る作業音などの騒音に関しては、近隣の住民に迷惑をかけないよう心掛けているとおしゃっていました。

鶴見区周辺の同業他社と提携し、モノづくりのネットワークも確立しているそうです。

 

【工場見学について】


 工場内の見学もさせていただきました。四階建ての建物で各フロア作業工程が異なっており、効率的に作業ができる構造であると感じました。部品の梱包から細かな部品の取り付け、プレス機による作業の様子などを拝見しました。


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CIMG5639 - コピー.JPG 工場内は想像していたものとは違い、綺麗に整理整頓されており、作業がしやすいよう配慮されていると感じました。他にも、非常に細かな部品を多く取り扱っており、従業員の方々の高い技術力に、非常に感銘を受けました。


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CIMG5694 - コピー.JPG(色々な機械を見せていただきました)

 


【取材を終えて】


 今回の取材で、工場内をとても丁寧にご案内いただいたことは、非常に貴重な体験でした。また、取り扱う機械や製造する金属製品の多さに、株式会社飯島製作所の持つ専門性の高さを実感しました。このような技術が、後々にも引き継がれていってほしいと思います。

そして、社会貢献のために災害時の消防協力活動に積極的に行うことや、同業他社とのコミュニティーを築きものづくりのネットワークがあることなど、鶴見区での関わり合いを非常に大事にしている企業であると感じました。

 

CIMG5678 - コピー.JPG(工場内で、学生スタッフと取締役福田製造部長)


【飯島製作所株式会社HPhttp://iijima-ss.com/prof.html

【鶴見区工業会HP】 http://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/



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