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鶴見区工業会取材①「森永製菓株式会社 鶴見工場」

2015年10月06日 09:38

今年3月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で、鶴見区工業会所属企業を紹介する記事を商科大で担当することになりました。


取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽康夫地域産業研究所研究員、商学科2年の松下さん、3年の林さんです。

1社目として、森永製菓株式会社鶴見工場に伺いました。

森永製菓は、1899(明治32)年に創業者森永太一郎氏が「日本の人々に栄養価のあるおいしい西洋菓子を届けたい」という夢を抱いて創業しました。
鶴見工場は1925(大正15)年に創設され、ロングヒット商品となっている「ダース」「小枝」「ハイチュウ」などを生産しています。

森永製菓1.jpg
(お話をしてくださった鶴見工場の山﨑工場長(取材当時)、石田様、宮澤様)

<地域貢献の一環としての「納涼祭」>
鶴見区との関わりについて伺ったところ、毎年7月に鶴見工場の敷地内で開催される「納涼祭」をご紹介いただきました。
納涼祭は、もともとは社員の慰安行事として始まったそうですが、徐々に地域の方々にも参加していただくようになり、今ではすっかり地域に定着。毎年楽しみにしている地元の方もたくさんいらっしゃるそうです。
今年は3,825人の来場者があり、フランクフルトや焼きそば、スーパーボール釣り、地元企業のビールなど、様々な屋台を楽しんでいただいたそうです。
特に自社製品の焼チョコレート菓子「ベイク」のつかみ取りは小さなお子様たちに大変人気だったそうです。
今後も地域貢献の一環として納涼祭を続けていかれるそうです。

熱いハートで焼くフランク!2.jpg(納涼祭の様子)

<企業理念の浸透について>
社員教育についても伺いました。
森永製菓では、採用段階から企業のビジョン、ミッションを丁寧に説明するとともに、内定者の方には、入社前に企業の歴史や創業者の思いが綴られた「パイオニアの歩み」を読んでもらうのだそうです。
この「パイオニアの歩み」には、森永製菓で働いていく上で大変重要なことがまとめられています。

森永製菓2.jpg
中でも
「社会に対する貢献により企業は利益を得られる。そして利益は企業存続繁栄のためにもっとも重要なものである」から始まり
「一人一人の力は小さくても千人の和は大きい」で終わる
「森永人十則」は大変すばらしいものでした。

新人のときだけでなく、常に社員の傍らにあり、読まれているのだそうです。


<省エネの取り組みについて>
東日本大震災以降力を入れているという省エネの取り組みについて、生産管理グループの近藤様、小坂様に伺いました。

光熱水道費削減目標値を30%と高く掲げ、照明、空調機等は運用改善(設定値変更など)の実施と、ポンプ、ファンについては設備の容量と運転時間を洗い出し、インバータを設置することで電力量の削減を実施しました。
このような措置の結果、8月末で24%まで達成したそうです。
中でも苦労しているのは従業員の意識付けで、工場内のグループごとに会合を毎月実施し、一人一人が省エネを意識しながら仕事をするよう意識改革をされているそうです。


最後に工場内をご案内いただきましたが、工場見学の方がたくさんいらっしゃいました。工場見学はいつでも大変な人気だそうです。
あの「ハイチュウ」すべての味はこの鶴見工場で作られていることなど、興味深いお話もたくさんお聞きすることができました。

森永製菓4.jpg
(お話を伺った鶴見工場の皆様と商科大学生記者)

<取材後の感想>
★学生記者松下さん
「納涼祭というイベントを開催して、社員も楽しみながら地域貢献しているのはすばらしいことだと思いました。長年「パイオニアの歩み」を読み継いで企業の理念を社員に浸透させているところに感心しました。」

★学生記者林さん
「食品を扱う工場ということで、お話を伺った皆さんもユニフォームを着ていらしたり、工場内も清潔感がありました。納涼祭は誰でも参加できるというところや、地元の企業と協力し合って開催しているところがすばらしいと思いました。」

※取材をまとめた記事は「鶴見区工業会会報」10月号に掲載予定です。

【森永製菓株式会社HP】http://www.morinaga.co.jp/
【鶴見区工業会HP】http://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/

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