例年、年明けからのインフルエンザの流行が年末から始まっています。
38度を超える高い熱、全身倦怠感、関節痛、頭痛が症状としてあります。ほかに咳・鼻水や下痢・吐き気などの症状が出ることもあります。
この時期、このような症状があると、インフルエンザだ!と判断してしまいがちですが、医療機関できちんと検査されることをお勧めします。
インフルエンザの診断を受けるメリットは
1. インフルエンザウイルスに効く薬の処方を受けられる。早く熱が下がり、体は楽になります。この薬は発症から2日以内に使用することで効果を発揮しますので早めの受診が必要です。
2. 今後の体調管理に役立つ。インフルエンザにはA型B型があり今季A型に罹るとA型の抗体ができA型にはかかりませんが、B型に罹る可能性はあります。インフルエンザかもという自己判断ではA型B型の両方に備える必要があります。
インフルエンザのウイルスは少しずつ変化をしているので、予防接種は毎年受けることが必要です。予防接種をしていると感染することはあっても、症状は軽いと言われています。
3. 周囲の人への感染予防ができる。発症から5日、解熱から2日は感染力がありますから外出を控え、マスクを着用することで周囲への感染を食い止めることができます。
インフルエンザは学校感染症で発症後5日かつ解熱後2日を経過するまで出席停止になります。インフルエンザと診断されたら、保健室に連絡し、医療機関で証明を受けてください。
インフルエンザの予防は手洗い・マスクと言われています。その前に、体力を維持するため、普段から睡眠をとること、栄養をとること、運動することも心がけましょう。