平成27年度文科省委託事業成果報告会
「観光人材育成の新機軸~新たな観光ビジネスの創造と革新を目指して~」開催報告
平成27年度文科省委託事業成果報告会
「観光人材育成の新機軸~新たな観光ビジネスの創造と革新を目指して~」開催報告
本学は、文部科学省より平成27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業(観光分野)の委託を受け、「観光フロンティアとしてのインバウンド観光・マイスビジネス人材育成」に取り組んでまいりました。
2月19日(金)に、同事業の成果報告会「観光人材育成の新機軸~新たな観光ビジネスの創造と革新を目指して~」を品川プリンスホテルにおいて開催しました(118名来場)。
第1部では、本学が代表機関として取り組んできた平成27年度事業の報告を行いました。2020 年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、ますます注目されているインバウンド観光やMICEビジネスに対応できる人材の育成に照準を合わせ、実践的な教材としてワークブックやeラーニングを含む研修プログラムの開発をしたこと、大学や地域での教育について実態調査を実施したことなどを報告しました。
第2部では、本事業にご協力いただいた各分野のフロントランナーの方々をお招きしたパネルディスカッションを開催しました。
パネリストは、webで新たな旅行体験を提供する会社を大学在学中に立ち上げた株式会社trippiece CEOの石田言行氏、JR東日本グループでインバウンド業務に携わる株式会社びゅうトラベルサービス 国内旅行事業本部 市場・観光開発室マネージャーの歌川あゆみ氏、グローバルMICE強化都市である札幌でMICEに取り組む公益財団法人札幌国際プラザコンベンションビューロー担当部長・荻麻里子氏、新江の島水族館や池袋サンシャイン水族館のリニューアルをプロデュースした水族館プロデューサー・日本バリアフリー観光推進機構理事長の中村元氏の4名です。
観光ビジネスに携わる人材には、常識にとらわれずに新たな価値を生み出していく力や、「また一緒に仕事をしたい」と思われるような人間力が求められること、また、国際的な信頼を得ることや、地域のプロデューサーとしての役割も求められていることなどが意見として出されました。
最後にコーディネーターである本学の宍戸学教授が、
「これからの人材育成で大事なのは、アイデアが生まれている現場の空気を学生が肌で感じること。最先端で活躍するフロントランナーの声を学生に伝えていきたい。産官学がつながって新しいアイデアを生み出していきたい。」
と締めくくり、ディスカッションを終えました。
来場された方のアンケートでは、「パネリストの発言に大変刺激を受けた」等、好評の声をいただいております。
また、「eラーニング等の教材に大変興味がある。今後に期待している。」等、本事業への期待の声も寄せられました。
※本事業に関する報告書は、本学公式サイトにおいて公表する予定です。
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