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横浜商科大学地域産業研究所の情報を発信します。

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昨年度、横浜市鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、6月18日(土)に「エンディングノート講座~終活について、一緒に考えてみませんか~」を開催致しました。


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エンディングノートとは、今までの人生を振り返ると同時に、これからの自分の万が一に備えて、家族や周囲の人への自分の「考え」や「想い」を託し、残すためのノートです。

本学地域産業研究所は、鶴見区版のエンディングノートの印刷に協力したこともあり、この度の開催となりました。


当日は、本学地域産業研究の研究員であり、弁護士・社会福祉士である千木良正様による講演と、専門家による個別相談会を実施しました。

事前に日経新聞や毎日新聞に本イベントの開催情報が掲載されたこともあってか、当日は、100人を越える参加者にお集まりいただきました。


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終了後のアンケートでは「少しずつでも書いておいた方が良いと思いました」、「具体的事例による説明があり、わかりやすく参考になりました」等、好評の声を多くいただきました。


秋頃にも、鶴見区公会堂にて終活をテーマにした講演会を開催予定です。


参考:

広報よこはま鶴見区版(28年5月号)で紹介されました。

http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/etc/publish/20160331210441.html

20153月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で、鶴見区工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。今回は昨年度の116号、117号に続く3度目の取材となります。


4社目として、石井建設工業株式会社にお伺いしました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽研究員、学生スタッフ小宮誉礼(貿易・観光学科3年)で、この記事は小宮記者が担当しました。


 

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【取材の様子】

 


(会社について)


石井建設工業株式会社は、1921(大正10)年創業の総合建設会社です。主たる取引先には、横浜市や神奈川県をはじめ官公庁が数多く含まれています。

また、その施工実績の中には教育施設の仕事も多く、横浜市内の公立中学校では初めてと言う「電動開閉式屋根設備」を備えたプールの施工も行っています。


 

(工事中に気をつけていることについて)


工事中は、周辺地域の住民の方々に出来る限りご迷惑を掛けないよう配慮し、日当たりや作業音についても工夫しているそうです。


まず、同じ作業所内でも、場所によって防音壁の高さを変えているとのことです。周辺で太陽光発電用のソーラーパネルを設置した建物があった場合などは、高い防音壁を建ててしまうと陽が当たらなくなってしまい、発電機能が十分に機能しなくなってしまいます。そのため、周辺建物の日当たりにも配慮し、防音壁の高さを調節しているということです。


また、教育施設の仕事では、授業中に作業音が漏れないよう防音を徹底したり、登校中の児童の安全を確保するため、登校時間を避けて工事を行うなど、常に周辺地域の環境を意識した作業所づくりを行っているということです。

 


(地域貢献について)


石井建設工業は、地域の環境保全に配慮した地元重視の企業活動によって、2012(平成24)年に横浜型地域貢献企業の中でも最高ランクである最上位認定を取得しています。


また、横浜市では7工種(土木、ほ装、造園、建築、電気、管、上水道)がACランクに格付けされており、同社は建築A等級に認定されています。今回お伺いした「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」の条件付き一般競争入札の条件は、建築A等級です。更に、「横浜型地域貢献企業に認定」されていることが条件となる場合もあるそうです。


また同社は、過去に神奈川県優良工事表彰を4度、横浜市優良工事表彰を9度も受賞しており、施工実績からも地域貢献度の高さに驚かされました。


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【今回お話を伺った方々。

 右から:石井代表取締役社長、井上作業所長、川成課長、

 中村総務部長】

 


(社長の方針について)


社長に就任して8年目という石井氏は、大手建設会社に勤めた後、先代の後を継いだそうです。「ようやく初心者マークが取れたところ」とおっしゃっていました。石井建設工業は、5年後には創業100周年を迎えますが、会社を安定的に経営させるための秘訣をお伺いすると、「自分たちに出来ることを地道にコツコツとやること」「身の丈にあった仕事をすること」ということでした。

 

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【頂いた資料を熟読する商科大メンバー】

 


(現在の課題)


現在、社員の高齢化で、若い世代の育成が課題にあがっているそうです。ベテラン社員から若い社員へ技術を伝えることで、一緒の現場で働くことが理想だとおっしゃっていました。



(現在建設中の施設)


取材当日は、青葉区に建設中の横浜市発注「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」の作業所を見学させていただきました。注目すべき点は、1階が鉄筋コンクリート造、2階が木造と、階ごとに建物の構造が違うことです。公共施設でこのような混構造はあまり例がないという事で、このような難易度の高い施工を要求される工事に、石井建設工業では、条件付き一般競争入札(総合評価方式)時より積極的に技術提案を行い、その結果、入札金額だけではなく、技術提案においても高い評価を受け、受注に結び付けたそうです。


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【「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」の

 建設現場】

 


(最後に)


これまで建設業について知る機会がなく、取材に行くまでは、一体どんな業界なのだろうと不安もありましたが、今回お話を聞いて、仕事そのものが地域貢献であるのだと感じ、イメージが明確になりました。また、周囲の環境保全を第一に考える姿勢に感銘を受けました。


「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」はまだ工事の初期段階でしたので、完成した暁には是非見学に訪れたいと思いました。


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【「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」

 完成予想図】


 

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【取材に伺った「すすき野地域ケアプラザ(仮称)新築工事(建築工事)」の現場にて、石井建設工業の皆様と商科大学生スタッフ】


石井建設工業株式会社HPhttp://ishii-k.jp/

【鶴見区工業会HPhttp://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/

20153月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりました。その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で、鶴見区工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当しています。今回は昨年度の116号、117号に続く3度目の取材となります。

 

3社目として、株式会社イシカワにお伺いしました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽康夫研究員、学生スタッフ小宮誉礼(貿易・観光学科3年)で、この記事は小宮記者が担当しました。


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【取材の様子】


(株式会社イシカワの沿革について)


株式会社イシカワは、1934(昭和9)年に創業した歴史ある企業です。木製包材の製造・販売から始め、時代の変化とともに段ボール業務、輸出入・倉庫業務など、幅広く手掛けるようになりました。さらに2004(平成16)年には時代のニーズをとらえて「EMC試験業務」を開始しました。


EMC試験とは、電気機器などが機器内部および外部からの妨害電磁波に対して、その機能・動作が阻害されないかを測定する耐性試験で、電子機器の誤作動等を防止するためには必須です。また、地域密着を掲げており、2004(平成16)年には「横浜型地域貢献企業」の最上位企業として認定されています。今年4月に4代目として石川能久社長が就任し、新たな門出を迎えました。


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【お話をして下さった4代目の石川能久社長

 


(物流業務について)


 イシカワでは、物流業務を事業のコアとして考えており、ワンストップサービスを心がけているそうです。梱包のための段ボール箱製作から、輸出のための梱包、さらに輸出入通関業務や倉庫での保管管理まで手掛けています。


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【輸出のための梱包まで手掛けています】


EMC試験業務について)


 物流業務を中心に歴史を重ねてきた中で、まったく異なる分野であるEMC試験業務を新たに始めた経緯について伺ったところ、先代と元東京工業大学学長内藤教授との縁があって始まったのだそうです。

異質な業務を始めることに当初は社内で違和感もあったそうですが、次世代へとつながる事業であることや、EMC測定は電磁波の影響を測るもので環境保護の側面もあることから、「社会貢献事業」としてとらえるようになり、現在ではイシカワの主力事業の1つになっています。


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【EMC試験施設】

 


(「貫く」ためのコミュニケーション)


石川社長は、社長に就任する前まで大和工場の現場で20年以上リーダーとして働いてこられたそうです。リーダーとして大事にしてきたのは、方向性をしっかりと定め、ぶれずに進めることだそうです。自分の信念を「貫く」ためには、社員とのコミュニケーションが大事だと考えているそうで、たとえば自分の考えが伝わらないようなことがあれば徹底して話し合い、理解してもらうことを心がけているとのことでした。このために普段から社員と気さくに会話して信頼関係を築いているそうです。


また、先代、先々代との話し合いも密に行っているそうで、石川社長がコミュニケーションを大事にされていることがうかがえました。


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【お話をしてくださった石川能久社長と企画室の河野弥生さん】

 


(会社の理念)


イシカワでは「社会に貢献し得る企業」「社員が希望をもって働ける企業」「得意先に感謝を持つ企業」「仕事に誠心誠意をもってあたり物を買って頂くと共にまず誠実を買って頂く企業」「社員の和をもって目的に向って行く企業」を目指しているそうです。


また、先代の教えである「社訓」と、さらに、ISHIKAWAの頭文字からI=Integrate『統合』、S=Security『機密』、H=Heart『良心』、I=Imagination『発想』、K=Knack『巧妙』、A=Aspire『熱望』、W=Wide『拡がり』、A=Amity『親和』の広い視野を持って世の中に貢献されているそうです。


商売の利益だけでなく社会貢献なども大事にする温かみのある企業だと思いました。


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【イシカワの社訓】



(学生へのメッセージ)


「人生最高の瞬間」をお聞きしたところ、「瞬間というよりもターニングポイントだが、大病を患って助かったことがある。経験として勧められるようなことではないが、いい経験になった。」とおっしゃっていました。また、学生へのメッセージとして、「もっといろいろなことに挑戦してください。そして、やるなら貫き通して、腹をくくってやってください。」という言葉をいただきました。石川社長が考えるリーダー論とリンクしていると感じました。

 

(取材を終えて)


今回の取材で、石川社長と話すことによって私自身にもとても良い経験になりました。石川社長のお話を伺って、「社会人としてのやりがい」を強く感じることが出来ました。人生の先輩のアドバイスを間近で聞くことができ、よい経験になったと思います。ありがとうございました。

 

【株式会社イシカワHPhttp://www.kk-ishikawa.co.jp/

【鶴見区工業会HPhttp://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/

 

20153月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりましたが、その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で、鶴見区工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当することになりました。今回は昨年度の116号、117号に続く3度目の取材となります。


2社目として、株式会社鶴見精機にお伺いしました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽研究員、学生スタッフ久保優希(商学科2年)です。


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【お話を伺った立川社長、財務総務部佐野様】

 


(株式会社鶴見精機の沿革について)


1928(昭和3)年93日に横浜市鶴見区にて、初代社長岩宮政雄が創業しました。当時欧米の独壇場であった海洋観測機器の国産化に成功し、旧海軍指定・監督工場となります。戦後も海洋調査船舶建造の促進とともに国内諸官庁や大学、研究機関への観測機器の提供など行ってきました。


1981年には米国シアトルに現地法人事務所を開設し、米国向け製品の広告宣伝、欧米における海洋調査関係の情報収集、資材の調達などを通じて、国際化を進めてきました。現地の海洋観測器製造業者との技術提携により、多くの計測器も生み出しています。1999年にはISO9001の認証、2011年には「横浜知財みらい企業」の認定を受けています。そして20159月、創業87年を迎えました。


現在は本社のほか福島県白河工場、米シアトル法人事務所、インド・ニューデリーに営業事務所を構えています。


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【鶴見精機の活動分野】

 


(製品について)


鶴見精機では主に海洋観測機器を手掛けています。代表的な製品に「Deep NINJA」があります。これは、2013年に海洋研究開発機構と共同開発した、水深4,000メートルの潜水を可能にした高性能な観測装置です。当時、潜水の限界は2,000メートルとされており、その機能性の高さが伺えます。この観測装置は南極でも使われていますが、"世界で初めて越冬した装置"でもあります。

冬、装置を回収するだけでも莫大なコストがかかってしまう中、「Deep NINJA」で冬の南極の海水温度計測を実現させた鶴見精機は、世界規模で見ても大きな貢献を果たしたと言えます。


高性能な製品の実現を可能にするために、鶴見精機には10,000メートル耐圧試験棟をはじめとした多くのテスト用設備も充実しています。


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【鶴見精機本社前にある耐圧試験棟】

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Deep NINJA

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【観測概要】

 


(社長が大切にしていること)


3代目である立川道彦社長に大切にしていることをお聞きすると、社員には、『あいさつ』『自分で言った、書いたことに責任を持つこと』『国際感を持つこと』の三つを伝え続けているとおっしゃいました。海洋観測は国内に限った話ではなく、世界を視野に入れた分野であるため、常に海外の動きを意識していなければならないそうなのです。


また、蓄積されたデータや、培った技術が重要で、ベテラン社員の力を重要視しているそうです。そのため、定年制度も設けていないということでした。


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【お話を伺った立川社長】

 


(鶴見精機の求める人材)


"鶴見精機はどのような人材を求めているか"とお聞きしたところ、『元気のある人』とのことでした。鶴見精機は水に関する知識がなければ成り立たない機器を取り扱っているため、技術職であってもダムや海、船上といった現場に赴き、調査を行うそうです。体力も精神力も必要な仕事ということで、タフな人材が求められるということでした。


専門知識を持った人ではないのか、と驚き尋ねたところ、「あまりにニッチな分野であるため、そもそも知識や技術を持っている人がほとんどいない。入社してから勉強してもらうので十分だが、そこでも"元気"が必要になってくる。」ということでした。立川社長は以前、別の会社の営業担当でいらしたそうですが、「鶴見精機の持つ技術やサービスについてはほとんど知らなかった。当社に入って、すごい技術を持っているな、と思った。」と語ってくださったのが印象的でした。



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【取材の様子】

 


(まとめ)


今回鶴見精機のお話をうかがって、まず感じたことは「なんて誠実な会社なのだろう」ということです。立川社長が大切にしていらっしゃる三つの信条もそうですが、「調査には莫大なコストも時間もかかるから、失敗できない。だから、うちの製品が不良品では許されない。出荷前の点検や年度初め、終わりの打ち合わせは、特別ではなく当然のこと。品質管理なくしてあり得ない。」というお言葉には大変感動しました。


顧客を第一に考え、まじめさ、誠実さをもって87年もの間信頼を積み重ねてきたことが、鶴見精機の強みであるように感じました。


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【お話を伺った立川社長と学生スタッフ】


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【鶴見精機本社の前で】


【株式会社鶴見精機HPhttp://www.tsk-jp.com/

【鶴見区工業会HPhttp://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/

 

20153月に鶴見区と本学は「包括連携協定」を締結し、様々な事業で協力していくことになりました。その一環として、「鶴見区工業会」が発行する「鶴見区工業会会報」の中で、鶴見区工業会所属企業を紹介する記事を商科大が担当しています。今回は昨年度の116号、117号に続く3度目の取材となります。

 

1社目として、旭平硝子加工株式会社にお伺いしました。取材を担当するのは、小林二三夫地域産業研究所所長、高羽康夫研究員、学生スタッフ久保優希(商学科2年)で、この記事は久保記者が担当しました。


CIMG4222-2.jpg【取材の様子。お話をしてくださった高山太治社長と

 大塚文男部長】

 


(旭平硝子加工株式会社の沿革について)


 1924(大正13)年、横浜市鶴見区に合資会社「平林硝子加工所」として創立し、旭硝子株式会社の協力工場として板硝子の摺り加工を始めました。1959(昭和34)に「旭平硝子加工株式会社」に社名を変更しています。

山形県米沢市の李山(すももやま)事業所、神奈川県愛甲郡の愛川工場といった拠点を増やしながら、92年培ってきたガラス精密加工技術をベースに、精密・高品質なガラス搬送ケースの製造販売・洗浄管理から物流支援サービスまで幅広く手掛けています。


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【拠点の一つである李山事業所(山形県米沢市)。

物流・サービス拠点として顧客に提供しています。】

 


旭平硝子加工株式会社の主な事業の1つに、顧客の希望に合わせて製作するオーダーメイドのガラス搬送用ケースがあります。この事業では、ケースの製作だけでなく、洗浄まで手掛け、繰り返し使用できるようにサービスを提供されているそうです。

 

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【オーダーメイドで製作するガラス搬送ケース】


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【ガラス搬送ケースは、製作だけでなく洗浄サービスまで手掛けています。】

 

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【特殊加工を施した携帯電話用ガラスカバーなど、新しい分野も手掛けています。】

 



(会社の理念、社長の思い)


90年以上の安定した経営の秘訣をお聞きしたところ、代々伝わる「信頼、信義、信用」という哲学にあるということです。


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5代目高山太治社長】

 


そして、

90年以上続いてきた会社を後世の人々にも繋げていきたい」

「パートナーやお客様、従業員みんなから『いい会社』と言われたい」

というこの二つの想いも、5代目である高山太治社長が入社当時から貫いていることで、従業員の皆さんにも必ず伝えているそうです。そして、この理念をかなえるために重要視していることに「可視化」「共有化」「共通化」があります。


まず全従業員が様々なことを知れるように情報発信し、次にそれを各部門間で共有、その後に良いところは共通化し、どんどん使っていこう、という考えで、これを進めていけば、次は会社の強みになっていく(武器化)と考えているそうです。それが旭平硝子加工株式会社の90余年の歴史であり、今後対外的に見えるものにしていきたい、と高山社長は意気込みを語ってくださいました。


お客様から「選んでよかった」、従業員から「働いてよかった」、パートナーから「信頼、信義、信用のおける会社」、「携わってよかった」、と思っていただけるような会社にすることが、目標であるそうです。


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【高山社長による製品紹介】

 


 ("想い"へのこだわり)


今後就職活動を控えている学生としての立場から、「採用したい人材像」はどのようなものか尋ねた際、「とにかく想いを持っていること」とお答えいただいたのですが、この"想い"を大切にされていることは、取材の他の場面でも感じました。たとえば、会社では一年間のテーマを掲げ、それに沿って活動しているそうなのですが、今年のテーマは「熱い想いを持って積極、柔軟に対応すること」だそうです。どれだけ"想い"を大切にしているかが、ひしひしと伝わってきます。


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【お話を伺った高山社長と商科大学生記者】

 



(取材を終えて)


旭平硝子加工株式会社は、一言で表すと『非常にパワフルな会社』だと感じました。高山社長自身も大変アグレッシブな方で、 "旭平硝子加工株式会社への愛"を強く感じました。こうした点も社員の士気を高める一因なのではないかと思います。会社の発展のために、今後は『常に変化をキャッチアップしていきたい』とのことで、これまでの、「社会の変化→お客様の変化→それに応じて会社は何ができるか?」という考えも継続しつつ、規模が大きくない会社だからこそできる、能動的な活動をしていきたいとおっしゃっていました。今は様々な会社の元へ積極的に訪れるなど、『小回りを利かせて情報収集』しているそうです。


ガラスに特殊加工を施した最新の製品も実際に見せていただき、興味が深まった取材になりました。


取材を進める中で、大変魅力的な会社だと感じたのですが、世間的にあまり知られていないことはもったいないのではないかと思いました。会社を広くアピールしていかないのかお聞きしたところ、「声をかけていただいた際は積極的お受けするようにしているが、身の丈も考えてコントロールしながらやりたい。外部に目を向けすぎて内部のコンディションが崩れてしまっては元も子もないから、バランスをとりたい。」とのことでした。この謙虚さもまた、安定した経営が続いている一因なのかもしれません。私たちのこの取材が、もっとたくさんの方に知っていただくきっかけになれば幸いです。


最後に、旭平硝子加工株式会社はこの鶴見区を「ファミリー」だと考えているそうです。これからも、「鶴見の長老」として、さらに歴史を刻んでいってもらいたいと思いました。

 

【旭平硝子加工株式会社HPhttp://www.kyokuhei.co.jp/

【鶴見区工業会HPhttp://tsurumiku-kougyo.sakura.ne.jp/

 

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